一気にわかる!ブレーキフルード交換工具の比較・使い方を解説

 

「ブレーキフルード交換が難しいと聞いて、DIYは無理かな?」、「ブレーキブリーダー?ブリーダーレンチ?工具が多すぎてどう選ぶかわからないよ!」と思ったことはありますか?

エンジンオイル交換と比べて、車のメンテナンスで忘れられがちなブレーキフルード交換は、複雑な手順があり、「DIYにはおすすめしない」といわれることもあります。また、工具の選択肢が多いため、初めて試す人には複雑すぎて断念してしまったこともあるかもしれません。しかし、実は適切な工具を選べば、DIYでも簡単にブレーキフルード交換ができます。そこで今回は、ブレーキフルード交換でよく使われる工具を一気に紹介していきます。一緒に自分に合った工具を見つけましょう!

 

目次

1. 一気にわかる!ブレーキフルード交換方法比較表

2. DIYにおすすめする「負圧式ブレーキブリーダー」

 (1) 負圧式ブレーキブリーダーの特徴

 (2) 負圧式ブレーキブリーダーの使い方

 (3) 負圧式ブレーキブリーダーのおすすめオプションパーツ

3. コンプレッサーがない人に「加圧式ブレーキブリーダー」

 (1) 加圧式ブレーキブリーダーの特徴

 (2) 加圧式ブレーキブリーダーの使い方

 (3) 加圧式ブレーキブリーダーのおすすめオプションパーツ

4. 2つの方法でもダメなら「ブレーキを踏んでフルードを抜く」

 (1) 「ブレーキを踏んでフルードを抜く」を解説

 (2) 「ブレーキを踏んでフルードを抜く」のやり方

 (3) ブレーキブリーダーレンチのおすすめオプションパーツ

5. 最適なブレーキフルード交換工具を選ぼう!

6. おすすめ「良匠ブレーキフルード交換工具」

 


一気にわかる!ブレーキフルード交換方法比較表


 

ブレーキフルード交換には一般的に3つの方法が使われます。「負圧式ブレーキブリーダー」、「加圧式ブレーキブリーダー」、そして「ブレーキを踏んでフルードを抜く」です。

結論から言うと、DIYにおすすめなのは「負圧式ブレーキブリーダー」です。コンプレッサーを持っていない方には「加圧式ブレーキブリーダー」がおすすめです。これらの方法が使えない場合、「ブレーキを踏んでフルードを抜く」という方法を試しましょう。

ここからは、これら3つの交換方法の特徴とやり方について詳しく解説していきます。自分の車に合った最適な方法を見つけて、安全にブレーキフルード交換を行いましょう。

 


DIYにおすすめする「負圧式ブレーキブリーダー」


 

  負圧式ブレーキブリーダーの特徴

「負圧式ブレーキブリーダー」はコンプレッサーを使って、負圧を利用してブレーキフルードを抽出する工具です。

使用方法が簡単で、初めて使う人でもすぐに使いこなせます。補充器と組み合わせて使用すると、1人でブレーキフルード交換することもできます。ほとんどの車種に対応しており、自分の車に適かと心配する必要はありません。価格も比較的安いので、DIYでも取り組みやすいでしょう。

ただし、コンプレッサーがないと使用できません。使用中コンプレッサーの音が大きいため、近隣への騒音が気になる方も注意が必要です。

 

 

 

  負圧式ブレーキブリーダーの使い方

1. 

リザーバータンク内の古いブレーキフルードを抜く。

ホース先端の汎用アダプタを取り外します。

リザーバータンクにホースを入れて、古いブレーキフルードを抜きます。

 

2. 

新しいブレーキフルードを補充。

手動で

手動で新しいブレーキフルードを入れます。

エアーが混入しないために、必ずリザーバタンクが空にならないように補充をしてください。

 

補充器で

リザーバタンクに補充器を固定し、レバーを引いて新しいブレーキフルードを自動的に補充します。

 

3. 

ブリーダープラグに取り付け、コンプレサーに接続する。

マスターシリンダーから一番遠いキャリパーから始めます。

ブリーダープラグにホースを取り付けます。

ブレーキブリーダーをコンプレサーに接続し、引き金を引きます。

 

4. 

ブリーダープラグを緩め、ブレーキフルードを抜く。

レンチでブリーダープラグを緩め、ブレーキフルードを抜きます。

古いブレーキフルードを抽出しながら、新しいブレーキフルードを補充してください。

 

5. 

ブリーダープラグを締める。

排出されるオイルがきれいになったら、ブリーダープラグをしっかり締めます。

 

6. 

以上のステップを繰り返し、 他のキャリパーのエア抜きを行います。

 

  負圧式ブレーキブリーダーのおすすめオプションパーツ

 ブレーキフルード補充器

エア抜きをする時に、エアーが混入しないために、必ずリザーバタンクが空にならないように補充する必要があります。手動で補充すると、ブレーキフルードの減り具合を見ながら足す作業を繰り返さなければなりません。

そこで、ブレーキフルード補充器を使うと、リザーバタンクに補充器を固定するだけで、新しいブレーキフルードをこぼすことなく、自動的に補充することができます。作業中にリザーバータンクの確認を繰り返す必要はなく、1人でも簡単に交換作業を行うことができます。

 挟み式アダプター

ブレーキブリーダーに付属するゴム製アダプターを、挟み式アダプターに変更することができます。クランプで車のブリーダープラグを挟み、簡単に固定します。クランプ力も十分で、ブリーダープラグをしっかり固定できます。

適合するブリーダプラグのサイズは5.5~7.5mm、購入する前に先に確認しましょう。

 


コンプレッサーがない人に「加圧式ブレーキブリーダー」


 

  加圧式ブレーキブリーダーの特徴

「加圧式ワンマンブリーダー」はリザーバータンクから加圧し、新しいフルードを補充しながら古いフルードを排出することでブレーキフルード交換を行う工具です。

電源不要・コンプレッサー不要の手動式なので、いつでもどこでも使えます。コンプレッサーを持っていない方に適しています。1人で作業することもできます。

しかし、リザーバータンクから加圧する仕組みであるため、車種に応じた専用アタッチメントが必要です。汎用のアタッチメントでも、全ての車種に対応できるわけではありません。購入前に、自分の車種に適しているかどうかを確認する必要があります。また、負圧式と比べて価格がやや高いため、購入前に注意が必要です。

 

 

  加圧式ブレーキブリーダーの使い方

1. 

新しいブレーキフルードを入れる。

ブレーキブリーダーに新しいブレーキフルードを入れます。

 

2. 

リザーバータンクにアタッチメントを接続。

自分の車に対応するアタッチメントを選んで、リザーバータンクに接続します。

 

3. 

加圧する。

ブレーキブリーダーをポンピングして、圧力80kPaまで加圧します。

 

4. 

アタッチメントに接続し、レバーをオンにする。

ブレーキブリーダーをアタッチメントに接続し、レバーをオンにします。

 

5. 

ブリーダープラグを緩め、ブレーキフルードを抜く。

マスターシリンダーから一番遠いキャリパーから始めます。

ブリーダープラグにホースを取り付け、レンチで緩めます。

 

6. 

ブリーダープラグを締める。

排出されるオイルがきれいになったら、ブリーダープラグをしっかり締めます。

 

 

7. 

以上のステップを繰り返し、 他のキャリパーのエア抜きを行います。

 

  加圧式ブレーキブリーダーのおすすめオプションパーツ

 ブレーキブリーダーボトル

加圧式ブレーキブリーダーは上から、新しいフルードを入れるなので、下から排出した古いオイルを受ける容器が必要です。こういう時には、ブレーキブリーダーボトルを使うと、古いオイルをきれいにまとめることができます。排出する廃油が飛び散ることを心配する必要はありません。

 レンチ付 ブレーキブリーダーホース

レンチとホースの一体化設計で、単品購入の手前を省け、収納にも便利です。

レンチを選ぶ時には、ブレーキプラグのネジ径に注意してください。一般的には8mmが最も多いですが、実際には車種によって7~12mm様々なサイズがあります。ブレーキフルード交換をする前に、ブレーキプラグのネジ径を確認し、適切なレンチを用意してください。

 


2つの方法でもダメなら「ブレーキを踏んでフルードを抜く」


 

  「ブレーキを踏んでフルードを抜く」を解説

この方法はブレーキを踏むことを動力源として、古いフルードを排出します。専用工具は不要で、レンチとホースだけでブレーキフルード交換が可能です。価格も低く、ほとんどの車種に対応しています。もしコンプレッサーを持っていない、そして自分の車は加圧式ブレーキブリーダーの対応していない人なら、この方法を試してみましょう。

しかし、この方法はブレーキを踏む、古いフルードを排出、新しいフルードを補充、3つのことを同時にしなければなりませんので、2人で操作するのがおすすめです。

 

 

  「ブレーキを踏んでフルードを抜く」のやり方

1. 

ブリーダープラグにホースを取り付ける。

マスターシリンダーから一番遠いキャリパーから始めます。

ブリーダープラグにホースを取り付けます。

 

2. 

ブレーキを踏み、ブリーダープラグを緩める。

ブレーキ踏み役はブレーキを踏んだ状態でキープ、排出役に合図します。

排出役はレンチでブリーダープラグを緩めます。

 

3. 

ブリーダープラグを締め、ブレーキを放つ。

排出役はブリーダープラグを締める。

締めたら踏込役に合図をし、踏込役はブレーキから足を離します。

 

4. 

新しいブレーキフルードを補充。

減り具合を見ながら新しいブレーキフルードを入れます。

エアーが混入しないために、必ずリザーバタンクが空にならないように補充をしてください。

 

5. 

ステップ2~6を繰り返す。

排出されるオイルがきれいになったら、ブリーダープラグをしっかり締めます。

 

6. 

以上のステップを繰り返し、 他のキャリパーのエア抜きを行います。

 

  ブレーキブリーダーレンチのおすすめオプションパーツ

 ブレーキフルード補充器

ブレーキを踏むことでフルードを抜く時に、ブレーキを踏む、古いフルードを排出、新しいフルードを補充、3つのことを同時にしなければなりません。

そこで、ブレーキフルード補充器を使うと、リザーバタンクに補充器を固定するだけで、新しいブレーキフルードを自動的に補充することができます。1人で交換作業を行うことも容易になります!

 ワンウェイバルブ付き ブレーキブリーダーレンチ

ワンウェイバルブ付き ブレーキブリーダーレンチ

ブレーキから足を離す時に、通常のレンチを使うと古いオイルが逆流する可能性があります。そこで、ワンウェイバルブ付きブレーキブリーダーレンチを使うと、逆流を防止することができます。

 ブレーキブリーダーボトル

フルードを抜く時に、下から排出した古いオイルを受ける容器が必要です。こういう時には、ブレーキブリーダーボトルを使うと、古いオイルをきれいにまとめることができます。排出する廃油が飛び散ることを心配する必要はありません。

 


最適なブレーキフルード交換工具を選ぼう!


「負圧式ブレーキブリーダー」は使用方法が簡単で、初心者でも使いやすい工具です。一方、「加圧式ブレーキブリーダー」は手動式なので、電源やコンプレッサーを必要とせず、どこでも手軽に使用できます。そして、「ブレーキを踏んでフルードを抜く」という方法は車種を問わず使えますが、一人での作業は難しい場合があります。

それぞれの方法にはメリットとデメリットがありますので、自分の状況や車の特性に合わせて最適なブレーキフルード交換方法を選ぶことが大切です。安全に車のメンテナンスを行うためにも、適切な工具を選んで作業を行いましょう。

ブレーキフルード交換は難しい作業とされており、車のメンテナンスで忘れられがちですが、実際には非常に重要な部分です。放っておくと車の安全性が損なわれる可能性がありますので、定期的な交換を心掛けましょう。


おすすめ「良匠ブレーキフルード交換工具」


良匠は多種多様な「ブレーキフルード交換工具」を取り揃えています。

負圧式ブレーキブリーダー、加圧式ブレーキブリーダー、ブレーキブリーダーレンチなど、さまざまな種類のブレーキフルード交換工具が充実しています。また、ブレーキフルード補充器やブレーキブリーダーボトルなど、交換作業に役立つ製品も多数取り扱っています。

興味のある方はぜひチェックしてみてください!

 

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